2016-02-08から1日間の記事一覧

恍惚の瞬間(ドストエフスキー)

ドストエフスキーの小説の中で、癲癇(てんかん)持ちである『白痴』のムイシュキン、『悪霊』のキリーロフの二人が、その発作前のほんの一瞬間、 「そのためには全生涯を投げ打ってもいいと思うほどの美と調和に満ちた瞬間」 がやってくると言っている。 こ…